ここでは外部コマンドの登録・削除・編集を行ないます。
外部コマンドというのは、Doe版がIEコンポーネントを使用していないために、各種の右クリック拡張メニューが使えないのを補うために追加された機能です。
ブラウザやアプリケーションに文字列やリンクを引き渡すことができます。
まずは例にそってやってみましょう。
選択した文字列をGoogleで検索できるようにする
- 「コマンド名」欄に、コマンドの名前を入力します。
「Googleで検索」と入力してください。※名称は何でも構いません
- 「実行するコマンド」欄に、コマンドを入力します。
次の文字列をコピー&ペーストして下さい。
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=$TEXTIU&num=50
- 「追加」ボタンを押して、上のリストにコマンドを登録します。
- 「OK」を押して、Jane Styleをいったん終了します。外部コマンドの設定は、次回起動時から有効になります。
- Jane Styleを再起動します。
するとメニューバー>ツールに「コマンド」という項目が追加されています。
ここからでも外部コマンドは実行できますが、通常はレス表示欄の右クリックメニューから行ないます。
レス表示欄を右クリックして「Googleで検索」というメニューがあるのを確認してください。
- レス表示欄で、検索したい文字列を選択反転します。
右クリックメニューから「Googleで検索」を実行すると、その文字列のGoogleでの検索結果がブラウザで見られます。
カーソル位置のリンクや、選択反転したURLをIrvineでダウンロードする
- コマンド名を入力します。
「Irvineでダウンロード」と入力してください。※名称は何でも構いません
- 実行するコマンドを入力します。
外部コマンドからIrvineを起動させるためには、Irvineのパスを入力する必要があります。
irvine.exeがC:\Program Files\irvineにあるなら、このように入力してください。
"C:\Program Files\irvine\irvine.exe" "$TEXT$LINK"
- 項目を追加します。
「追加」ボタンを押すと、リストの一番下に項目が追加されます。「挿入」ボタンを押すと、
リストで選択されている項目の上に追加されます。
項目を追加した後でも、右側にある「↑」「↓」ボタンを押すことで順番を入れ替えることができます。
項目を削除したい場合は、「削除」ボタンを押してください。
- 「OK」を押して、Jane Styleをいったん終了後、再起動します。
- レス表示欄でリンクの上にカーソルを合わせて、右クリックして「Irvineでダウンロード」を選択します。
URLが「www」から始まっているなどリンクになっていない場合は、URLを選択反転した後右クリックして「Irvineでダウンロード」を選択します。
Irvineが起動して、ダウンロードが始まります。
これで例を終わります。Optionフォルダ、sample+.zipに、command.datの例がいくつかありますのでそれも参考にしてください。
先の例で$TEXTIUや$LINK等がでてきましたが、それぞれ次のような内容になっています。
$TEXT | 選択反転した文字列 |
$TEXTE | 選択反転した文字列をURLエンコードしたもの |
$LINK | カーソル位置のリンクのURL(Doeのみ) |
$URL | 開いているスレッドのURL |
$TITLE | 開いているスレッドのタイトル |
$BOARDNAME | 開いているスレッドの所属する板の名前 |
$BBSNAME | 開いているスレッドの所属する板のbbsの名前 |
$BURL | 開いているスレッドの所属する板のURL |
$HOST | スレッドの所属する板のホスト名 |
$DATNAME | 開いているスレッドの識別番号 |
$VIEW | URLの先頭に$VIEWとプレフィックスを付けると、URLをビューアで読み込む |
$CHOTTO | URLの先頭に$CHOTTOとプレフィックスを付けると、URLをちょっと見ビューアで読み込む |
$INPUT | 入力ダイアログを表示して、入力文字列で置き換える |
$INPUTE | 入力ダイアログを表示して、URLエンコードした入力文字列で置き換える |
$TEXTI | 選択文字列、選択がないときは入力ダイアログを表示 |
$TEXTX | 選択反転した文字列をEUCでURLエンコードしたもの |
$TEXTIX | 選択文字列、選択がないときは入力ダイアログを表示(EUCでURLエンコード) |
$TEXTU | 選択反転した文字列をUTF-8でURLエンコードしたもの |
$TEXTIU | 選択文字列、選択がないときは入力ダイアログを表示(UTF-8でURLエンコード) |
$TEXTIE | 選択文字列、選択がないときは入力ダイアログを表示(URLエンコード) |
$LOCALDAT | ローカル保存されているスレのDATを参照 |
$LOCALIDX | ローカル保存されているスレのインデックスを参照 |
$NUMBER | レス番クリックメニューからコマンドを実行したときのレス番を示す |
$BASEPATH | アプリケーションフォルダ |
$LOGPATH | ログのベースフォルダ |
$TEXTと$TEXTEの違いは、$TEXTは「www」などから始まっていてリンクになっていないURLを選択してブラウザやアプリに渡す時に、
$TEXTEは選択文字列を検索エンジンやWeb辞書などに渡すときに使うものだと思ってください。
「実行するコマンド」の前に*を付けると、そのコマンドはメインメニューにだけに表示される用になります。
例:
スレッドタイトル検索(&S)=*$VIEW http://ruitomo.com/~gulab/s.cgi?k=$INPUTE
「コマンド名」の前に【Tab】を挿入すると、上に登録したコマンドに階層表示することができます。
例:
秀丸で開く(&H)=
【Tab】datを秀丸で開く(&D)="C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe" $LOCALDAT
【Tab】idxを秀丸で開く(&I)="C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe" $LOCALIDX
※command.datをメモ帳等で開いたときの例です。【tab】と書かれているところでは、キーボードの【Tab】キーでインデントされています。
※$LINKのみを指定したコマンドは、メインメニューには表示されません。
ブラクラチェック
http://www.jah.ne.jp/~fild/cgi-bin/LBCC/lbcc.cgi?url=$LINK
リンク先のソースを見る
http://www.kakiko.com/check/?$LINK
リンク先のサイトをエキサイト翻訳
http://www.excite.co.jp/world/url/body?wb_lp=ENJA&wb_dis=2&wb_url=$LINK
Donutでリンクまたは選択したテキストをURLとして開く
"C:\Program Files\Donut\Donut.exe" "$TEXT$LINK"
現在開いているスレッドの最新10件をブラウザで開く
$URLl10n
2典(2ちゃんねる用語検索)
http://www.media-k.co.jp/jiten/wiki.cgi?mycmd=search&mymsg=$TEXTIE
infoseek国語辞典
$VIEW http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?qt=$TEXTE&sm=1&pg=result_k.html&col=KO
infoseek漢字字典
$VIEW http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kanji?qt=$TEXTE&qtb=&qty=&qtk=0&pg=result_kj.html&col=KJ
infoseekカタカナ語辞典
$VIEW http://jiten.www.infoseek.co.jp/Katakana?qt=$TEXTE&sm=1&pg=result_kn.html&col=KN
大先生の検索
$VIEW http://www.amezoscape.to/cgi-bin/namazu.cgi?whence=0&idxname=2chpc&max=20&result=normal&sort=score&query=$TEXTE
スレッドタイトル検索
$VIEW http://ruitomo.com/~gulab/s.cgi?k=$TEXTE
スレッドタイトル検索(入力ダイアログしか使わない場合の例)
*$VIEW http://ruitomo.com/~gulab/s.cgi?k=$INPUTE